【Pt900 ダイヤ ペンダント】デザイン画

店頭にてリフォームのご依頼をいただき、

デザイン画に従って制作が開始されると、

工房の職人チームが招集されます。

 

デザイナーはもちろん、外観を造形する者、宝石を留める者、

表面加工や仕上げをする 者たちが一同に会した、

制作者会議です。

その会議では、ご依頼主からお預かりしたジュエリーの分析や、

デザイン画に基づいた、仕上がりまでの工程が決められます。

 

と、

このように書くと感じのイイ話なのですが、

ときどき会議が難航することがあります。

「この図案ってさぁ・・・どうやって完成させる気なの?」や、

「こんな前例の無い加工、よく思いつくな!」などなど、

デザイナー(私です)の無理難題を実現させるために、

長時間の会議になってしまうわけです。

ときどきなんですけどね・・・まぁ、3回に1回くらい。

 

さて、意外かもしれませんが

ご覧のデザイン画のペンダントをお仕立てする際も、

長ーい会議になりました。

このアングルからは見えない、とある部分の仕立てについて、

デザイナー(私です)が無理難題を投げかけたものですから、

各部門の職人たちが熱く語り合うこととなったわけです。

 

会議室の隅っこからその様子を眺めて、

矛先が自分に向かないように、

そっと息をひそめるデザイナー(すみません私です)。

 

 


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