毎日、ジュエリーデザインスタジオ弥馬屋で仕立てられる名作品の数々。
1つの作品が生み出されるとき、1枚のデザイン画が描かれます。
【Pt900 ダイヤ リング】デザイン画
周辺をメレダイヤで装飾し、
メインストーンを引き立てるデザインは大昔から多々ありますね。
ご覧のデザイン画のリングもその部類に入るのでしょう。
さて、
上部から留めはじめたメレダイヤをどこまで留め連ねるかは、
ご依頼主ごとに異なります。
そして大袈裟かもしれませんが、
ご依頼主の内面が洞察できる部分でもあります。
直径2mmのメレダイヤといえどもタダではないので、
留めれば留めるほどお仕立ての費用が大きくなります。
真上から見たリングを想像すると、
左右3ピースのメレダイヤまでしか見えない事がわかります。
ならば、合計6ピースのメレダイヤを留めるのが
最も賢い依頼主ということになるかもしれませんね。
ところが左右5ピースずつ、
計10ピース留めたい方も多くいますし、
もっと下まで留めたい方、さらには全周に留めたいという方もいます。
「なんで見えないところを飾るのよ!」
と感じる方もおいでだと思いますが、もしかするとこの辺に、
自分だけのジュエリーをつくる快感というものがあるのかもしれません。
以前のご依頼主で、
デザイン表側にはメレダイヤをまったく留めず、
デザイン裏側(指を通す内側)をメレダイヤでぎっしり埋め尽くした方がいましたが・・・
どう思います?
デザイナーが四の五の語る 【やまや名作劇場】
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