作品集
解説が欲しい方は、お声掛けください。
【pt900 オパール ペンダント】デザイン画
オパールのペンダントをデザインするときに、
「なんでイルカ?どうしてイルカにしたの?」
と聞かれる事があります。
そこで私は、
「イルカが海面から飛び上がった時に、
メレダイヤの水しぶきがキラキラと輝きます。
陽の光をうけた水しぶきは空を舞い、
そこにオパールの虹がかかります・・・」
といった解説をしたほうが良いでしょうか?
それとも、
私の解説などどうでもよくて、お使いになる方が、
もっと自由なイメージで作品を感じるほうが良いでしょうか?
これまでに私はイルカだけでなく
シャチ、クジラ、ブタ、カエル、てんとう虫、クワガタ、コアラ、猿、アリ、ヒョウ、
トカゲ、フクロウ、キツツキ、羊、象、鹿、亀、蝶、芋虫、アブラムシなど、
多数デザインしてきましたが、
お客様に「なんで?」と聞かれるたびに、
解説するべきなのか迷ってしまいます。
K18 ダイヤモンド ルビー リング
指に通した次の瞬間、強い満足感が全身に伝播するのがわかる。
あなただけにフィットするリングは、指に通すたび、このうえない喜びと満足感を覚えます。
あなたのジュエリーボックスにある、お気に入りのコレクションの中で、7番目あたりにランクインできたら、いいなぁ・・・。
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『Number 7』
K18製 ルビー ダイヤモンド1.06ct #14
え?バレました?
【K18wg パール ペンダント】デザイン画
あたりまえかもしれませんが、
デザイン画よりも実際に仕立てた現物の方が、ジュエリーは素敵です。
とくに変形パールのデザイン画では、その違いが顕著にあらわれます。
【ケシパール】と呼ばれる小粒の天然真珠は、
表情豊かなプロポーションから実に上品な光沢を放っています。
そんな希少な素材を、自然のモチーフでデザインすると、
大変美しいジュエリーに出来上がるのです。
・・・にもかかわらず、そのデザイン画は、
どーしても貧相な描きあがりになってしまう。
あ!
「それはオマエの画がヘタクソなだけじゃないのか?」
と思いましたね、今?
K18 ダイヤモンド サンゴ ペンダント
大人気のピンクサンゴは、別名『天使の肌』ともよばれる優しい桃色です。
まるで、触れただけでとけて消えてしまいそうな、ほのかなピンク色ですね。
枝のモチーフは、人生のターニングポイントと言う意味を持ちます。人は、根(ルーツ)から枝(ブランチ)までにはさまざまな人生のドラマがあります。
『今歩んでいる道があなたにとって最善の選択です』がこの作品のテーマです。
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『ブランチ』
k18製 15×58mm ダイヤモンド0.392ct サンゴ
K18 pt900 ダイヤモンド サファイア ルビー ブローチ
生い茂る葉におりた朝つゆで、のどの渇きを潤しに蝶がやってきました。美しい羽が陽光をいっぱいにうけて、輝いています。
つや消し加工を施したリーフ部分も、上品な質感で重なり合います。
蝶が次の瞬間には飛び立ってしまいそうなほど、繊細なバランスで描写されています。
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『パピヨン3』
pt900/k18製 40×28mm ダイヤモンド0.4ct サファイア1.15ct
参考商品
人とジュエリーの奏でるハーモニー。
【pt900 ダイヤ ブローチ】デザイン画
ブラックカラーに表面処理を施した貴金属に、
ホワイトダイヤを留めこむと、
それはそれは美しいコントラストが楽しめます。
宝石の品質や貴金属の細工という、近距離に合わせていた焦点をひいて、
一歩下がった視点から、
デザイン全体のシルエットや色彩のコントラストを感じるのも、
ジュエリーの楽しみ方のひとつですね。
そして、そこからさらに一歩さがって見てみると、
身につけている方の人物像とジュエリーとの調和を感じる事が出来ます。
さぁ心のままに感じてください・・・
身につけている方のキャラクターがジュエリーと奏でる
ハーモニーが聴こえてきますから。
K18 コンク貝 ブローチ
哀愁漂う、とても静かな画です。
カメオブローチの多くは、華美な装飾が多い中、このカメオは、あまりにも潔く、明快であります。
そして同時に、この静寂な背景が、多くを語っていることに気付かされます。
背景にはほのかなピンクが差し、立体感を強調していますね。
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『conQ』
k18製 47×38mm コンク貝
これで大概うまくゆきます。
【K18 ラピス ブローチ】デザイン画
お預かりした宝石たち全てを使用して、
ご覧のデザイン画を提案しましたが、
どうしてもメレダイヤを2ピース追加したかった自分を良く覚えています。
チョウチョの羽に留まる6ピースのメレダイヤのうち、
4ピースは依頼主が持参したものを利用するのですが、
2ピースだけ足りないわけですから!
ご依頼主は、
「チョウの羽なんだけど、メレダイヤを足さないデザインじゃダメなの?」と仰り、
スタッフも、
「そうですよ!チョウの羽は4ピースだけでいいんじゃないですか?」と言う。
しかし私としては
どーしてもメレダイヤを2ピース足したかったのです(^_^;)
・・・で、結末はどうなったかって?
そりゃもぉ、
依頼主とスタッフの言う通りに描き直しましたよぉ( ..)φ
K18 スモーキークォーツ ペンダント
女性とはそのままで芸術である。
この作品でウィスキーカラーのクォーツにひざまずく女性は美しく、そして可憐です。
チェーンにしっかりとつかまる様子は、大切な物を決して放さないという信念を隠喩しています。
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『Lady’s on the rock』
k18製 18.3×41.5mm ウィスキークォーツ
「コンナノ好キデスカ?」
【K18 ムーンストーン ブローチ】デザイン画
目の前のご依頼主が、どのようなデザインを好まれるのか、
デザイン相談の中で聞きだせなければ、デザイナー失格ですね。
無機質で幾何学的なデザインが好きなのか、
それとも自然のモチーフが好きなのか、
いやいやメルヘンな世界観が好きなのか。
デザイン相談中の雑談をとおして情報収集しなければなりません。
例えばご依頼主が、
「ムーンストーンて月の石なの?」
という質問をしてきた場合はどうでしょう?
その依頼主が、
ムーンストーンの産出に興味がある科学的思考な方だと判断しますか?
それとも夜空を見上げて月からの使者をイメージする
メルヘン思考な方だと思いますか?
ご依頼主の嗜好にマッチした提案ができるか、
デザイナーが試される難しい局面です。
あなたならこの局面をどうクリアしますか?
さて、
ずいぶん大袈裟に書きましたが、
こんなときは本人に好みを聞くのが一番!(笑)
「コンナノ好キデスカ?」って。