作品集
マッタク問題ゴザイマセン。
【pt900 ダイヤ リング】デザイン画
リングのサイズは皆さまそれぞれに好みがあります。
きつめが好きだったり、ゆるめが好きだったり・・・。
さて、仕立てる側の私にとっては、
サイズはデザイン上かなり重要です。
例えばこのデザイン画のように、
サイズが#9.5のお客様の指に適したデザインの幅や、
宝石の配置というものを研究し、
また使っていただいたお客様の声をノウハウとして蓄積しています。
ジュエリーデザイン依頼をするさいには、
デザイナーがこれまでにどれ程のノウハウを蓄積してきたか計ってみるのも、
オーダー成功の近道かもしれません。
ご自身が最も心地良いと感じるサイズで満足度100%のリングをお仕立てくださいね。
サイズは細かく指定して全く問題ありません。
私のお客様なんて#9.25とか#9.14とか平気で言ってきますから・・・(汗)
K18 ダイヤモンド ルビー トルマリン ペンダント
新しいものを発見したときのわくわく感ってたまらないですよね。
内部から青味の輝きを放つ、7カラットのグリーントルマリンは強烈な存在感です。
こちらの作品は、そのトルマリンを包み込むようにデザインされており、それはまるで森の中で、茂みをかきわけたら出てきたかのようです。
【写真をクリックしてご覧ください】
『treasure』
k18製 26×34mm ダイヤモンド0.098ct グリーントルマリン7.67ct ルビー
だれに頼んだらいいんでしょうか。
【K18wg ガーネット ペンダント】デザイン画
ジュエリーをつける方もつけない方も、
ご自身の誕生石だけは、多くの皆さまがご存知です。
「ジュエリーにはあまり興味がないからほとんど持ってないわ・・・」
と仰る方ですら、ご自身の誕生石がエメラルドであることは知っておいでです。
そんな誕生石の中の、
不人気でワースト1.2をあらそう【ガーネット】という宝石ですが、
「色が中途半端」、「暗くて地味」、「名前が可愛くない」など、
実に可哀想な言われよう・・・。
当然のこと、1月生まれの皆さんは、誕生石の話題が嫌いですね。
そんな1月生まれの皆さまに、
グリーンのガーネットや、オレンジのガーネットをおすすめしたり、
お花のような可愛いモチーフでデザイン提案したりするのが私の務めなのですけど、
ひとたび心を巣食ったネガティブなイメージを追い払うのは、なかなか難しく・・・。
「あのぉ~、もしできましたら別の宝石に替えて頂けませんかね、1月の誕生石」
・・・って誰に頼んだらいいのでしょう。
pt900 ダイヤモンド リング
ふわりと丸味のボリュームで、宇宙観ただよう存在感たっぷりのデザイン。
中央になめらかに留められた主星はクッションカットのダイヤモンド。それを取り囲むように小さな星々が輝いています。
【写真をクリックしてご覧ください】
『brillio –ブリリオ-』
Pt900製 #13 ダイヤモンド(中央)0.378ct 0.71ct
最後まで歌えないこともございます。
【K18 シトリン リング】デザイン画
これはかなり昔に描いたデザイン画だと思います。
憶えていませんから・・・。
「大粒のシトリンをピタリと包む器をつくり、
そこにこのシトリンを留めこむデザインはいかがでしょう。
シトリンの器は3本の柱で支え、
それぞれの柱には1/20ctサイズのダイヤモンドをあしらいましょう」
・・・なんて事を言いながら描いている自分の姿が思い浮かびます。
着彩が完了していないところから察するに、
描いている最中でお客様からダメだしが出たのでしょうね、きっと。
カラオケの採点機能にもコレに似たのがありますよね!
点数が低いと最後まで歌わせてもらえないっていう・・・
K18 ダイヤモンド オパール ブローチ
自然とはなんとも不規則で予想だにしない出来事で溢れています。
森の中でひっそりと実をむすんだ、赤くジューシーな恵み。さっそく誰かが嗅ぎつけたみたいですよ。
・・・クワガタです。
18金に木肌の表面加工を再現した、かざり職人に脱帽です。本当の木の一部を切り取ってきたかのような出来栄えです。
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『GIFT』
k18yg/wg製 90×27mm ダイヤモンド0.1ct ファイヤーオパール
スピード感のある、エキサイティングな現場です。
【K18 オパール ペンダント】デザイン画
グリーンの発色が美しい、
オーストラリア産のボルダーオパールをご持参のお客様でした。
大胆なリングに仕立てるという案もありましたが、
日常の使いやすさという点で却下され、ペンダントとしてデザインすることに。
1時間ほどでそれはそれは沢山のラフ画が描かれましたが
【生い茂る葉の間からオパールがのぞく】こちらのデザインにお客様は注目。
「葉はオパールに少しかぶさる方がいいわ」、
「フチで留めるのではなく、何かツルのようなデザインで留められない?」など、
修正に修正が加えられた結果の1枚です。
消し切れていないボツの案が、
過熱しエキサイトした、デザイン相談を物語っています。
次々に脳裏に浮かぶビジョンを、
素早くラフ画に落とし込んでいくスピード感あふれる時間です。
楽しいですよぉ・・・
K18 ピンクダイヤモンド リング
例えば、群衆の中から運命の人を見つけること。
例えば、書庫の中から心に響く1文を見つけること。
【運命のひとつ】を見つける事は簡単ではありません。
【運命のひとつ】は、ずっと以前からあなたの目の前にあったのに、周囲の輝きに目を奪われて、気づけぬままに時が過ぎてゆく。
いつの日にか、周りとは異なる小さなピンクの輝きに気づいたのなら、決してそれを手放さないでください。その輝きは、あなたに見つけてもらえるのをずっと待っていた【運命のひとつ】ですから。
【写真をクリックしてご覧ください】
『pink one』
K18製 ピンクダイヤモンド0.09ct ダイヤモンド0.51ct
pt900 ダイヤモンド サファイア ブローチ
紺碧のサファイアを、やさしく携えるピンクの蝶。大切なものを落とさぬようにしっかりと、それでいて寄り添うかのような愛情でサファイアを包みます。
ピンクのサファイアから徐々にダイヤモンドへとグラデーションしてゆく羽は、大変美しく、デザイン全体をいちだんと優しい雰囲気に演出しています。
【写真をクリックしてご覧ください】
『パピヨン4』
pt900/k14wg製 24.5×25mm
ダイヤモンド0.44ct サファイア1.15ct サファイア(中央)1.64ct
参考商品
どーいう空気だったのだろう。
【pt900 パール リング】デザイン画
お察しの通り、これはド派手なパールリングになりました。
当初はこれほどダイヤを留めるプランでは無かったのですが。
持っているパールで、リングを作りたいと来店したお客さま。
そのパールを計測してみたら11mmでしたので、
11mmのパールを描きました。
続いてお客さまの指のサイズを計測したところ10.5番でしたので、
デザイン用紙にも10.5と記したわけです。
【11】そして【10.5】という数字が並んだ時点で何かこう、
フツフツと湧き出る思考に縛られはじめた、依頼主とデザイナー。
「や、やはりここは10個のダイヤを留めるっていう流れでしょうかね・・・」
と私が言いましたら、
お客さまも「な、なんとなく・・・ねぇ・・・そんな雰囲気よねぇ・・・」と仰る。
で、
そこからナゼ100個も留めることになったのか、
全然思い出せないんですが、ド派手なパールリングにはなりました。