作品集
大満足なリングができあがるまで。
【Pt900 ダイヤ リング】デザイン画

4ctのダイヤモンドを支えるリング枠は、
量産の既成枠では種類が少ない為、ご依頼主の好みに仕立てるには、
どうしても手づくりでつくりださなければいけません。
ご覧のデザイン画は【抱き合わせ】とよばれるデザインで、
見てのとおり爪などを立てずに、
ダイヤモンドを抱き合わせて留めるデザイン枠です。
この枠、3ct程度までは量産の既成枠が存在しているのですが、
ダイヤの大きさが4ctとなると手づくりでつくるしかない。
さて皆さまもお感じになったでしょうが、この時のご依頼主も、
「量産で出まわっているデザインを、わざわざ手づくりでつくるのはアホらしい」
と考え始めます。
せっかくつくるのだからココをあーして、ソコをこーしてなど、
ここでは公表できない秘密の特別仕様が、
このデザイン画には描き加えられました。
こうして、
最終的にはご依頼主も大満足な一品にできあがるわけです。
K18 ダイヤモンド トルマリン サファイア ブローチ
ローマ神話の花と豊穣の女神フローラは、それはそれは大変な美しさで、西風の神ゼフュロスは彼女に求婚し、住家として花園を贈ったといいます。そこでは季節毎に美しい花が咲き乱れ、見る人の心を癒しました。
宝石の研磨師というものはとても魅力的な生業です。宝石といえども採掘時は、しょせん雑作もない石であります。
その石を研磨して美しい輝きを導き出し、古代より人々の心を癒してきたのですから。
【写真をクリックしてご覧ください】
『flora』
k18製 ダイヤモンド0.75ct オレンジサファイア ピンクトルマリン ¥273,000
K18 ダイヤモンド ネックレス
凛としたシンプルデザインはあなたを知的に演出し、29個のダイヤモンドの煌きで装いをグッとひきしめます。
【写真をクリックしてご覧ください】
『ヴィー』
k18製 ネックレス長さ40cm
ダイヤモンド0.36ct
¥130,000
あくまで、個人的な意見ですので。
【K18wg オパール リング】デザイン画

ご覧のデザイン画に描かれているような、
寒色系のトーンを発色するオパールを、ホワイト系の貴金属で仕立てると、
じつに静かなおもむきのリングに仕立て上がります。
私の個人的な嗜好で例えるなら、
それは岩場に湧き出た清水のようなたたずまいで、
見ていると心が穏やかになる雰囲気をかもします。
さて、
同様のオパールをイエローゴールドで仕立てて、
上手くできあがった経験が私にはありません。
個人的な嗜好で例えるなら、
それはビールのお湯割りのようなありさまで、
見ていると実に不愉快な・・・
K18wg ダイヤモンド リング
リーフをモチーフにしたデザインリングに、ぎっしりとダイヤモンドを敷き詰めました。
計110個ものダイヤモンドをリングの形状に沿って留め込むことで、あらゆる角度へ光を放ちます。
リーフ内部に虫喰いをリアルに表現。さらにその穴の壁面には 『金差し職人』 によって、金色に仕上げるこだわりが。
デザイナー曰く、『美しく陽の光に輝くリーフも、虫に喰われたところは痛んでいるはずだ』とのこと。
陽の中にも、しっかり陰をつくるユーモアたっぷりのリングです。
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『リーフ』
k18wg製 ダイヤモンド1.226ct
デザイナーが、しゃしゃり出ちゃイカン。
【Pt900 オパール ペンダント】デザイン画

なんて簡単な画でしょう。
「それでもデザイナーか!」と言われてもしかたない画ですね。
しかしこれも現実でして、
ご依頼主の好み次第で、強めのデザインが不採用になることも多いわけです。
仕上がり時に身につけて、
「結局、このほうが使いやすい・・・」と、満足げ仰るお客さまも多くおいでです。
リフォームのデザインは、デザイナーの自己表現の場ではなく、
ご依頼主の自己表現の場ですから、
この画が現実なわけですね。
K18 ダイヤモンド ピンクサファイア ルビー ブローチ
真紅のルビーを大切に抱えて羽ばたく蝶は、太陽の光を浴びると赤味がいちだんと美しく映えます。
羽の中央部のルビーが外側へ向かって徐々にダイヤモンドへ変わっていくさまは目を奪われますね。
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『パピヨンⅡ』
k18wg製 ダイヤモンド0.498ct ピンクサファイア1.008ct
ルビー1.473ct センタールビー1.682ct
参考商品
ペリドットって、なんかヨクナイ?
【Pt900 ペリドット リング】デザイン画

新緑の淡い黄緑色を発色するペリドットという宝石が好きです。
何が好きって、単純にその黄緑色が好きなんです。
誕生石でもないですし、縁もゆかりもないのに好きなんです。
ペリドットは他の宝石と比べて大きな結晶が採掘されやすい為、
低価格でビックストーンが入手できます。
大きめの石を揺り動かして見た時に、
内側から発せられる淡いライムグリーンの色合いは、
じつにみずみずしく新鮮で、例えるなら
【陽光をいっぱいに浴びた若草のエキス】のようです。
さて、
私がどれほどペリドット好きか伝わりましたでしょうか?
ですのにペリドットのご依頼はとても少ないのです。
もしかしてみんなペリドット嫌いなのかな・・・。
K18 南洋パール ルビー ブローチ
生い茂る葉の合間から、そっと実をのぞかせる“あけび”が神々しく輝いています。
風になびくリーフはなんとも柔らかで涼しげで、雨上がりのしずくを模したダイヤモンドがリーフの上でキラキラと光り、デザイン全体を引き締めています。
南洋の暖かい海で育ったバロック(変形)パールは、奥深い光沢を放ち、存在感たっぷり。
さて、デザインの左上にちょこんと何か出ていますよ。
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『あけび』
k18製 31.5mm×35mm
ダイヤモンド0.06ct ルビー 南洋白蝶真珠
やはり、蝶の羽は曲線で描かれてる方が。
【Pt900 ルビー ブローチ】デザイン画

チョウの羽は平たい板ではなく、
フワッと丸味にふくらんだカーブを描きます。
ここで難しいのは、
その羽に何ピースのメレダイヤを留めれられるのか予想する事です。
メレダイヤのサイズを小さくするほど、
多量に留めることができますが、そのぶん輝きは細かくなってしまいます。
逆にメレダイヤのサイズが大きすぎると、
ぎっしりと埋め尽くすことができなくなり、
石と石の間にスキマができてしまいます。
この計算、チョウの羽が平たい板状なら簡単なのですが、
立体的に膨らんでいるから難解になるわけです。
「だったら平たくデザインすればいいじゃないか!」
と言われてしまいそうですが、
それが出来ない不器用な自分が、私の中にいるわけです・・・(^_^;)












