作品集
K18 黒真珠 ネックレス ピアス
いつまでも不変であるものの象徴である『古池』に、『蛙とびこむ』というアクションが加わり、『水の音』という波紋が拡がる様子を素朴に、かつ力強く描写した芭蕉の句。
『結果』として起こる波紋の拡がりは、蛙が飛び込む『アクション』がなければ存在しなかった事。さらにさかのぼれば、飛び込むべき安定的な環境がなければ、蛙もチャレンジできなかったでしょう。
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『蛙 -Kawazu-』
k18製 黒ちょう貝真珠
女性のファーストダイヤモンド。
【pt900 ダイヤ リング】デザイン画
ご覧のデザイン画を見て、
ご依頼主がどんな方か想像できますでしょうか?
リングのサイズが8番の細身のデザインで、
ダイヤモンドを爪を使用せずに留めこんだデザインが好みです。
どうです?
ご依頼主が想像できましたか?
それでは正解を・・・ご依頼主は50代の女性でした。
ご依頼主が20代の女性だと想像した方も多いのではないでしょうか?
指も細いですし、デザインもおとなし目ですからね。
さて20代の女性が選ぶダイヤリングのデザインは、
爪でダイヤを留めるタイプが人気です。
昭和の時代に【立て爪デザイン】を求め、
その扱いにくさに四苦八苦した女性たちが、列をなしてリフォームを決行し、
爪を使わない仕立てにデザイン変更するのを横目に、
平成・令和の女性たちもまた【立て爪デザイン】を求めていきます。
昭和の立て爪とは様子が違うといえど、
女性たちのファーストダイヤモンドは、爪で留めるデザインが愛されています。
K18 ターコイズ サンゴ ダイヤモンド ペンダント
木々の葉がますます青さを増し、生き生きと生命力をみなぎらせる頃、世界には驚くほど多彩な色が溢れ、豊かな自然を演出し始めます。
やわらかな陽射しをうけ、爽やかな風になびく木々は、時おり降る雨をその身にしっかりと含み、より大きくより高く葉を茂らせて、来るべき盛夏に備えます。
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『PASTELs -初夏-』
k18製 ターコイズ 珊瑚 ダイヤモンド 色えんぴつ
古い考えが劣っているとはかぎりませんね。
【pt900 ヒスイ イヤリング】デザイン画
イヤリングのシステムにはいくつかの種類がございます。
クリップ式とよばれる、バネで耳をはさむタイプや、
こちらのデザイン画のようにネジで耳をはさむタイプ。
さらに、ネジとバネ両方の機能を併せ持つタイプもございます。
どれを選ぶかは、ご依頼主の好みなのですが、
私の所に寄せられるご依頼では、
ご覧のデザインのようにネジ式を選ぶ方が、このところ急増中です。
どうやら皆さま、
バネで耳をはさむ方式に強い苦痛を感じておいでのようです。
「いろいろ試したけどね、結局はネジだけのシンプル設計が一番楽だわ」
との事です。
これからイヤリングをお仕立て予定の方は、
古くから愛されているこのネジ式を検討してみてくださいね。
古いものが劣っているとはかぎりませんね~。
K18 pt900 ダイヤモンド 南洋パール ペンダント
羽をおろし、水面に顔を近づける様子を描写しました。
尾をくるりと曲げて、そこにチェーンが通るように仕立ててあります。
見ると、南洋真珠で表現した水面に、波紋が生じています。
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『とんぼ』
pt900/k18製 パール16.4m/m ダイヤモンド0.13ct
宝石オタクのコレクション。
【pt900 ダイヤ リング】デザイン画
15年くらい前に描いた懐かしいデザイン画です。
あの頃は今ほどにカラーダイヤモンドは注目されておらず、
色のついたダイヤモンドは、私のような一部のマニア宝石商が収集していた、
はみ出し者扱いのダイヤモンドでした。
ですのでデザイン画と共にブラウンや、イエローのカラーダイヤモンドを提案しようとも、
『何よ?この黄色い石、本物なの?』
などと、ひどい言われようでした(笑)
その度に、
天然色のカラーダイヤモンドが、どれほど奇跡的な結晶であるかを語るわけですが、
なかなかお客様の心に響かなかったのを良く覚えています。
カラーダイヤモンドを収集しはじめて20数年、
わたしのマニアックなコレクションもずいぶんと充実し、
お客様への【語り】も、
だいぶ上達したとスタッフが褒めていくれてます。
うれしっ\(^o^)/
K18 ダイヤモンド ターコイズ ペンダント ピアス
その水が森をはぐくみ、そこに住む生き物たちの命になる。
その水が山にしみ込み、数万年後に岩清水としてふもとの世界を潤す。
陽光をいっぱいにうけた滴が、次々に湧き出てくるイメージでデザインされたピアス。サラサラと自由に動くターコイズがやわらかい光を放ちます。
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『U.KI』
ピアス/k18wg製 65×25mm ターコイズ ダイヤモンド0.228ct
ペンダント/k18wg製 60×25mm ダイヤモンド0.156ct
ちょっと、ご相談があるのですが・・・。
【pt900 サファイア リング】デザイン画
リフォームしたい宝石があるとして、
それをリングかペンダント、どちらにデザインしたいですか?
【リング肯定派】の方に言わせると・・・
「ペンダントはつけてしまうと自分で見れないから、
まわりの人を喜ばせているだけじゃない!
やっぱりジュエリーは自分で楽しめるリングじゃなきゃ!」
と言います。
同様の質問を、【ペンダント肯定派】になげかけると・・・
「何言ってるの!ハートは胸にあるのよ!
大切な思い出がこめられたジュエリーは、ハートで感じなきゃダメっ!」
と言います。
えー、例えばの話ですが、
このように異なる考えの2人をご友人に持つ、
リフォームをご希望のおとなしい女性が居たとして、
しかも3人で連れだって来店された場合、
接客応対する私は、頭の中でどんな計算をすべきか、
どなたかお聞かせ頂けませんでしょうか・・・
いや、例えばの話なんですがね・・・
K18 ダイヤモンド ペンダント
左右アンバランスにデザインされながらも、全体の重心、構図は見事にバランスがとれたペンダントです。
『Single’s -シングルズ-』と名付けられた由来は、『まさにひとつの』という意味から。
あなたの行動、発するコトバ、そして存在は代え難い大事なものです。
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『Single’s -シングルズ–』
k18wg製 10×24.5mm ダイヤモンド ¥204,000
体調がね、すぐれなかったと思うのですが。
【pt900 ルビー リング】デザイン画
んー何ででしょうこの画、いつもにも増してヘタクソですね。
石を留める爪が描かれてませんし、宝石の配置もダサイですね。
なにより画にパワーが感じられません。
いったい何年前の資料なのでしょうか。まったく記憶にございません。
私が描いたというのは間違いないようです。
さて、
このデザインのように2種類の素材を交互に繰り返すと、
とても下品になります。
パールのネックレスなどでも、
珠と珠の間に金ボールなどを入れ込んで、
パール、金ボール、パール、金ボール・・・と、
ひたすら繰り返すデザインがございますが、
あれほど考えの無いデザインは他に無いと思います。
アレンジもせず、ひたすらに繰り返すだけなんて・・・
工夫やアイデアが微塵もない、
抜け殻のようなデザイナーの仕事だと思いませんか?
さて、この画は確かに私が描いたものですが、
きっとその時、体調でも悪かったんじゃないかなって・・・。