作品集
K18 ロードライトガーネット ペンダント
上質ワインの適度な酸味と甘みが溶けあうデリケートな味わいは、飲み込んだ後も口の中でそのワインの存在を感じられる余韻を持つといわれています。
心をゆるせるパートナーとワインを楽しむ時間は人生の喜びのひとつです。
同じように、ジュエリーと共に過ごす時間はあなたを癒し、またジュエリーは周囲に対して、あなた以上にあなたの内面を語ります。胸からポタリと落ちるワイン色の滴は、あなた自身の結晶かもしれません。
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『ボルドー』
k18wg製 ロードライトガーネット3.93ct
¥92,000(ペンダント部)
ピンチの時の必殺技、教えてあげるね。
【K18ygwg ルビー ペンダント】デザイン画
7から8個のジュエリーをご持参になり、
それらに留められている宝石たちを余すことなく使用して
1つのジュエリーをデザインしなければならないケースでは、
宝石たちの配色によっては、まとまりの無い痛々しいデザインになってしまいます。
そんな時は、
【イニシャル大作戦】と私が勝手に名付けた必殺技(?)が役に立ちます。
ご依頼主を象徴する文字や記号は、
デザイン全体の雰囲気と何の脈絡もつけずに受け入れてもらえるからです。
アルファベットだけでなく、
これまでに【!】や【?】、【之(←しんにょう)】を描いた方も!?
K18 ダイヤモンド 南洋パール リング
無核真珠の美しさに気付いたとき、それはパールをもう一度好きになる瞬間です。
無核の真珠は、中に丸い核を入れて、丸く養殖された真珠とは、真珠光沢の度合が違います。
内部に核の無いパール、それはつまり真珠層の塊ということで、その内部からの美しい光沢は、有核真珠を遥かにしのぐ複雑な干渉色です。
デザインは水面を幾重にも波が重なり、神秘的で美しく輝いている様子を描いています。無核真珠は、大きさも形も自由に、真珠貝が海の恵みを一粒の結晶にしたもの。型にとらわれない自由な生き方は、あなた自身の生き方を象徴しているのかもしれません。
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『ripple』
k18製 ダイヤモンド0.16ct 南洋白チョウ貝無核真珠
裏側がゴールドになっただけなのに、よく見える。
【K18 白蝶貝 ブローチ】デザイン画
美しい真珠をその胎内でつくり上げる、多種多様な真珠貝。
その真珠貝に匠の技法で彫刻を施し、華のモチーフを浮かびあがらせる彫刻家たちがいます。
彼らはひとつの作品を彫り上げるのに数カ月もの歳月をかけて、魂を吹き込んでゆきます。
そうして出来上がった作品は躍動感にあふれ、
そのバランスのとれた構図は、見るものをウットリと楽しませてくれます。
なのになのに!
シルバーのパーツで簡単にブローチに仕立ててあるじゃないですかっ!
土台部分を故障しやすいシルバーでつくると、
針が折れたり曲がったり、さらには黒く変色したり・・・
人には見えない裏舞台ですけども、
ここはひとつ奮発してゴールドでつくりませんか。
K14 sv パール ラピス オニキス ブローチ
南洋の白チョウ真珠のバロック(変形)珠を中心に、左右大きさの違うラピスとオニキスを配しました。
このバランス感がデザインのポイントです。見ていると動き出して今にもどちらかに傾きそうな錯覚をおこしませんか?
つけられた商品名は”freeze!”(とまれ!)
『freeze!』
k14wg(針) SV(キャッチ.軸)製 南洋白蝶真珠10.7mm
ラピスラズリ3mm オニキス4.3mm
¥25,000
K18 パール ペンダント
パールを時間をかけてじっくりとみると、かすかにピンク味とグリーン味の色が見えてきます。
これは干渉色と呼ばれ、何層にも折り重なる真珠層が創り出す神秘的な光学現象です。
我々の科学は常に単純を目指し、法則化こそ美学といわんばかりですが、自然とはなんとも複雑を好み、またカオスであることこそが自然であるといえます。
我々は自然を捉えることなど到底できません。ただ、恩恵を享受すればよいのです。
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『ハーベスト』
k18製 17.5×27.5mm
ダイヤモンド0.015ct 南洋白チョウ貝半径真珠
¥88,000(ペンダント部)
ヤケになっちゃぁイケマセン。
【pt900 エメラルド ブローチ】デザイン画
これはメレダイヤ50ピースと、四角いダイヤ20ピースをご持参のお客様に、
ブローチをデザインした時の1枚です。
それぞれのダイヤのサイズと個数をしっかり計算して描き上げた、
渾身のデザイン画でした。
ところがお客様の反応はイマイチで、弥馬屋の工房内でもイマイチな反応。
すごーく時間かけて考えて、とっても疲れたのに、
こんなに痛々しい結果は残念すぎる。
『こうなったらヤケだ(←失言です)』
と、その辺にあったエメラルドを揺らしてみたら、
周囲から大絶賛?!
お客様にも褒めていただき、制作決定となりました!
・・・これも私の実力。
K18pt900 ダイヤモンド ルビー ブローチ
このつくしんぼうの“はかま”をご覧ください。とても金属とは思えない表情だとおもいませんか。
“はかま”の『柔らかいけど芯がある』雰囲気を見事に描写した、かざり職人に脱帽です。
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『つくし』
k18-pt900製 天然色カラーダイヤモンド1.217ct ルビー 参考商品
現場からは以上です。
【K18 シトリン ブローチ】デザイン画
自然のモチーフでデザインするさいは、
自然界の法則に従って、
なるべく直線部分をつくらないように仕立てなければいけません。
枝の裏側へリーフを巻きあげる時も、
ツルの太さが徐々に太くなるように変化させ、
ブローチ針という機械的なパーツは、
表側からは決して見えないように工夫する必要があります。
巨大なシトリンを留めこむ器も丸くしましょう。
メレダイヤなどは無計画に留めるのではなく、
ツルなどから出ている実に留め込むとよいでしょう・・・。
以上、
制作現場で職人チームとの打ち合わせの際に、
私が彼らに繰り返し伝える内容でした・・・m(_ _)m
K18 ルビー ペンダント
かさの部分には、カボッションカットと言われる丸味のカットのルビーを使用。
裏のディテールにもこだわったペンダントです。表面にはつや消し加工を施し、きのこの質感をだしました。
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『magic』
k18wg製 13.5×16mm
ルビー0.63ct