作品集
古い考えが劣っているとはかぎりませんね。
【pt900 ヒスイ イヤリング】デザイン画
イヤリングのシステムにはいくつかの種類がございます。
クリップ式とよばれる、バネで耳をはさむタイプや、
こちらのデザイン画のようにネジで耳をはさむタイプ。
さらに、ネジとバネ両方の機能を併せ持つタイプもございます。
どれを選ぶかは、ご依頼主の好みなのですが、
私の所に寄せられるご依頼では、
ご覧のデザインのようにネジ式を選ぶ方が、このところ急増中です。
どうやら皆さま、
バネで耳をはさむ方式に強い苦痛を感じておいでのようです。
「いろいろ試したけどね、結局はネジだけのシンプル設計が一番楽だわ」
との事です。
これからイヤリングをお仕立て予定の方は、
古くから愛されているこのネジ式を検討してみてくださいね。
古いものが劣っているとはかぎりませんね~。
K18 pt900 ダイヤモンド 南洋パール ペンダント
羽をおろし、水面に顔を近づける様子を描写しました。
尾をくるりと曲げて、そこにチェーンが通るように仕立ててあります。
見ると、南洋真珠で表現した水面に、波紋が生じています。
【写真をクリックしてご覧ください】
『とんぼ』
pt900/k18製 パール16.4m/m ダイヤモンド0.13ct
宝石オタクのコレクション。
【pt900 ダイヤ リング】デザイン画
15年くらい前に描いた懐かしいデザイン画です。
あの頃は今ほどにカラーダイヤモンドは注目されておらず、
色のついたダイヤモンドは、私のような一部のマニア宝石商が収集していた、
はみ出し者扱いのダイヤモンドでした。
ですのでデザイン画と共にブラウンや、イエローのカラーダイヤモンドを提案しようとも、
『何よ?この黄色い石、本物なの?』
などと、ひどい言われようでした(笑)
その度に、
天然色のカラーダイヤモンドが、どれほど奇跡的な結晶であるかを語るわけですが、
なかなかお客様の心に響かなかったのを良く覚えています。
カラーダイヤモンドを収集しはじめて20数年、
わたしのマニアックなコレクションもずいぶんと充実し、
お客様への【語り】も、
だいぶ上達したとスタッフが褒めていくれてます。
うれしっ\(^o^)/
K18 ダイヤモンド ターコイズ ペンダント ピアス
その水が森をはぐくみ、そこに住む生き物たちの命になる。
その水が山にしみ込み、数万年後に岩清水としてふもとの世界を潤す。
陽光をいっぱいにうけた滴が、次々に湧き出てくるイメージでデザインされたピアス。サラサラと自由に動くターコイズがやわらかい光を放ちます。
【写真をクリックしてご覧ください】
『U.KI』
ピアス/k18wg製 65×25mm ターコイズ ダイヤモンド0.228ct
ペンダント/k18wg製 60×25mm ダイヤモンド0.156ct
ちょっと、ご相談があるのですが・・・。
【pt900 サファイア リング】デザイン画
リフォームしたい宝石があるとして、
それをリングかペンダント、どちらにデザインしたいですか?
【リング肯定派】の方に言わせると・・・
「ペンダントはつけてしまうと自分で見れないから、
まわりの人を喜ばせているだけじゃない!
やっぱりジュエリーは自分で楽しめるリングじゃなきゃ!」
と言います。
同様の質問を、【ペンダント肯定派】になげかけると・・・
「何言ってるの!ハートは胸にあるのよ!
大切な思い出がこめられたジュエリーは、ハートで感じなきゃダメっ!」
と言います。
えー、例えばの話ですが、
このように異なる考えの2人をご友人に持つ、
リフォームをご希望のおとなしい女性が居たとして、
しかも3人で連れだって来店された場合、
接客応対する私は、頭の中でどんな計算をすべきか、
どなたかお聞かせ頂けませんでしょうか・・・
いや、例えばの話なんですがね・・・
K18 ダイヤモンド ペンダント
左右アンバランスにデザインされながらも、全体の重心、構図は見事にバランスがとれたペンダントです。
『Single’s -シングルズ-』と名付けられた由来は、『まさにひとつの』という意味から。
あなたの行動、発するコトバ、そして存在は代え難い大事なものです。
【写真をクリックしてご覧ください】
『Single’s -シングルズ–』
k18wg製 10×24.5mm ダイヤモンド ¥204,000
体調がね、すぐれなかったと思うのですが。
【pt900 ルビー リング】デザイン画
んー何ででしょうこの画、いつもにも増してヘタクソですね。
石を留める爪が描かれてませんし、宝石の配置もダサイですね。
なにより画にパワーが感じられません。
いったい何年前の資料なのでしょうか。まったく記憶にございません。
私が描いたというのは間違いないようです。
さて、
このデザインのように2種類の素材を交互に繰り返すと、
とても下品になります。
パールのネックレスなどでも、
珠と珠の間に金ボールなどを入れ込んで、
パール、金ボール、パール、金ボール・・・と、
ひたすら繰り返すデザインがございますが、
あれほど考えの無いデザインは他に無いと思います。
アレンジもせず、ひたすらに繰り返すだけなんて・・・
工夫やアイデアが微塵もない、
抜け殻のようなデザイナーの仕事だと思いませんか?
さて、この画は確かに私が描いたものですが、
きっとその時、体調でも悪かったんじゃないかなって・・・。
K18 ルビー ペンダント
陽ざしが暖かくなり、雁が北へ帰っていく。その習性どうり群れをなし、北の海を渡っていく。
前の年の秋に、雁が海を渡って来たさいに、海面に浮かべて休むための、小枝をくわえてくる。
無事に浜辺に辿り着いた雁は、そこでその枝を落とし、次の春には同じ枝を浜辺で拾って北へ帰っていく。
そして冬の間にこの地で亡くなった雁の枝は、浜辺に残ったままとなる。そこで浜の人は供養のため、その枝で焚いた風呂を旅人にふるまったそうです。
【写真をクリックしてご覧ください】
『雁 gan 』
k18製 ルビー ¥57,000
K18 pt900 ダイヤ サファイア エメラルド オパール ブローチ
良く見れば、振り向きざまの一瞬をとらえているのがわかりますね。
ふっくらとカービングしたエメラルドとサファイアで、羽の光沢感と重量感を再現。
オパールの色合いで、振り向いた孔雀の身体のねじれを描写するというこだわりがいいでしょ!
【写真をクリックしてご覧ください】
『Pco.Q』
pt900/k18製 77×16mm ダイヤモンド0.623ct ルビー0.008ct
ボルダーオパール4.873ct エメラルド4.854ct サファイア4.731ct
参考商品
あー、美味しそうですねー。
【pt900 ヒスイ ペンダント】デザイン画
宝石を丸や四角にカットしているのは人間の仕業です。
宝石たちが最も美しく輝くように計算してカットを施すわけです。
宝石の中に取り込んだ光を、内部で効率よく反射させて、
輝きと発色を引き出す匠の技術です。
さて宝石によっては、
光を内部に取り込まない不透明な石たちがありますね。
ヒスイやオパール、ターコイズなどです。
それらもナゼか丸や四角にカットされている事が多いのですが、
ときどき変わった形にカットしてあるモノを見かけます。
そしてそれこそ、
自然のモチーフでデザインするのに最適であるわけです。
葉が茂り、
ツルが巻きあがり、
赤いつぼみがほころんだ中に、
ツヤツヤと実るヒスイの果実・・・
んー美味しそおっ!